フェイズ2の勉強法
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フェイズ1は、受験勉強を円滑に行うために、基礎力を養成するフェイズでした。
受験勉強を円滑に行うためには、受験用の問題集を解くために最低限必要な熟語と英単語を覚える必要があります。
そのために、合格英熟語300と、合格英単語600をまず覚える。
できれば英文を丸ごと覚える。
これがフェイズ1の達成目標だったわけです。
そしてそのめどが立ってきたなら、次はフェイズ2に進みます。
フェイズ2は、センター試験で得点を確保するためのフェイズです。
ここでは、センター試験の過去問や実戦問題集を使って、現時点での実力を見極めます。
そして弱点科目は、はやいウチから繰り返して勉強します。
ここで逆戻りしない程度の学力をつけておけば、センター直前まではその復習という形で勉強していくことができます。
上手くいくと、あとあと二次の本試験に向けた勉強に割く時間をたくさん取れます。
センター試験対策を早めにスタートする!
フェイズ2でやるべきことは、センター試験対策です。
時期としては、高3の夏休み前後に終わっている事が望ましい。
夏休みの時期にセンター?
センターなんて10月か11月くらいでいいんじゃないの?
という声が聞こえてきそうですが、理由はハッキリしています。
ここでセンター対策をやっておかないと、あとあと二次試験のための勉強時間がなくなるからです。
各フェイズで何をやるべきかは、試験日から逆算して考えなければなりません。
受験勉強の目的は、目標とする大学に合格することですから、考える時の起点はつねに試験日です。
そうするとフェイズ5やフェイズ6でやることは、ハッキリしています。
フェイズ5はセンター前の6週間ですから、センター試験メインの勉強です。
フェイズ6は二次試験の前の期間ですから、そのための勉強だけです。
しかしその前のフェイズでの勉強は、微妙です。
というのもセンター試験のための勉強と、二次試験のための勉強を平行してやることになるからです。
しかしセンター試験のための勉強は、バカにできません。
いい加減にやると、二次で取らなければならない得点の得点率が跳ね上がってしまうからです。
それにセンターのための勉強というのは、結構時間がかかるものなのです。
数学や英語など、二次試験も同科目の試験があるような場合は問題ありませんが、センターのみの科目の勉強は、どうしても勉強が断続的になりますので、ちょっとサボるとせっかく勉強したのに全部ムダになるという羽目になります。
なので難しい大学を受験することを考えれば、センターレベルの学力は、夏前か、少なくとも夏の前半までにつけておく必要があるのです。
あとはそれをとろ火で冷めないようにセンター直前まで維持するのが理想なのです。
それをするためには、時間をまとめて使いやすい夏休みくらいしかありません。