やる気は物質。やる気を出すにはコツがいる。
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浪人の勉強法、その4。
今回は、モチベーションを保つコツについてだ。
やる気については、やる気を出す方法も見て欲しいが、人間のやる気というのは、意志ではどうしようもない。
「やる気を出せ」と言われても、やる気が出るヤツなんかいない。
「やる気」というのは、人間の命に関わることなので、そんなに都合良く、出るもんじゃないんだ。
やる気を出せるのは、脳が<やる気物質>という脳内物質を使って良いと判断した場合だけだ。
それをまず、押さえておこう。
でないと、出るはずのない<やる気>が出ないと言って、延々悩むことになる。
で、脳が<やる気物質>を使っていいと判断するのは、条件としては、(1)確実に成果が上がること(終了の期限が見えていること)(2)社会的な評価を得られること(ほめられるようなこと)(3)緊急事態(火事場の馬鹿力)ということだ。
いつまで続くのか分からないと、やる気は出ない。
ほめられないことでは、やる気は出ない。
せっぱ詰まらないと、やる気は出ない。
そういうことだ。
すき間理論で、気持ちよく勉強を続けろ
大学受験が終わって、大学に再挑戦することに決めて、勉強し始めたのは良いけれど、実は秋までエンジンなどかからない。
受験前は、一日10時間前後もできた勉強が、受験後は3時間でもグッタリしてしまう。
これにはいろんな原因があるでしょうが、一つにはせっぱ詰まってないせいだ。
やる気が出る条件にも、「せっぱ詰まっている」と言うのがあるが、夏までは、せっぱ詰まらないのでやる気が出ない。
なので、受験勉強を続けるためには、あまり難しくないことをやる必要がある。
わかることが9割で、わからないこと1割くらいのペースで勉強した方が、実はスムーズに進む。
なので即戦ゼミなどのシリーズをやるとしたならば、一番簡単な「即戦ゼミ11」から始めて、次は「8」を経て「3」に進む方が、実はやりやすい。
いきなり「3」から始めて挫折して、また他の参考書に手を出して、そこでも挫折というのは最悪だ。
なので1番易しいところから始めて、そこだけは淡々とがんばる。
それが実は、勉強を続けるコツだったりします。
個人的には、『合格英熟語300』(ごま書房)とか、『全解説入試頻出英語標準問題1100』などの方が私は好きですが。