まず決めなければならない事
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大学受験、どの分野に進むのか、それが決まったら、次はもっと具体的な目標を決めましょう。
「○○大学の△△学部で××をやる!」 とハッキリ他人に言えるくらい、目標をクリアにしましょう。
もちろん目標は、どんどん変えていっても構いません。
そんなことは、人生に山ほどあります。
でも曖昧(あいまい)にしていては、いけません。
手段や努力というのは、その目標を達成するためにあるものです。
だから、目標自体が曖昧だと、手段や努力も曖昧になります。
東大に合格する! という目標がハッキリしているからこそ、東大の入試で何点以上取ればよいという具体的な数字が計算され、そしてそのための勉強が組み立てられるのです。
東大に合格するという目標がハッキリしているからこそ、英語ではリスニングに力を入れようとか、要約問題に力を入れようとか、そういう具体的な手段や目標がハッキリするのです。
逆に「東大でも京大でもいいや」と曖昧なことを考えていると、リスニングもやり要約問題もやり、そして京大特有の和文英訳もやり…と山ほどやることができてしまい、とてもじゃないが追いつかない。
それで合格するのは、かなり難しい話です。
二兎を追う者は一兔をも得ず
二兎を追う者は一兔をも得ずと言います。
二つの別の目標を追うと、どちらも達成出来ないという意味ですね。
特に達成が難しい目標を2コ追いかけるのは、無茶です。
たとえば東大と京大の両方に毎年たくさん卒業生を出している高校は、全国広しといえども兵庫の灘高と京都の洛南高校くらいしかありません。
東大合格率トップテンの上位の開成や東京学芸大付属から、京大に進む人間は数人しかいませんし、京大合格率トップテンに名前を連ねる関西の超進学校から東大に進む人間も本当にごくわずかです。
まあ開成高校など東大キャンパスのすぐ近くにあるので、わざわざ京大に行くイメージが起こらないのかも知れませんが。
他の進学校なども、東大か京大かどちらか一方にターゲットを絞っています。
理由はもちろん、目標が違えば手段や努力も違うからです。
出題傾向も、東日本は東大型の出題傾向に近い大学が多いですし、西日本は京大型の出題傾向に近いと言うせいもあって、どちらかの大学に照準を合わせているという事なのかも知れません。
話が多少逸れましたが、とにかくそういう具体的な目標がないと、プランだって立てようがないわけですね。
だからみなさんがまずやらなくてはならないことは、やりたいことをハッキリさせること。
そして具体的な目標を ハッキリさせること。
ただボンヤリと勉強していてはいけません。
叶いそうな目標でなくても、とにかくまず目標を立て、その 目標を達成するために努力を始めましょう。