受験勉強も、PDS
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ビジネスの世界では、当たり前のように言われることですが、成功するにはPlan - Do- See(プラン・ドゥ・シー)が大切です。
事業計画を立てて、それを実行し、その結果を見て次の事業計画を立てる。
このくり返しがビジネスの基本なわけです。
半年ごとに利益計算をし、業績を上げた部署や人とそうでない部署や人を峻別し、それぞれに評価を与え、報酬や地位によってそれに報いる。
そして次期の営業のために必要な予算の配分を行い、人材の配置を変更し、それを実行する。
半年たてばまた利益計算を行い、業績を上げた部署や人とそうでない部署や人を峻別し、そして …と続いていくわけです。
センター試験用の勉強も、基本はこれと同じです。
センター試験で成功するにはまず、現状でどれくらいの点数が取れるかを確認するところから始まり、その結果をふまえて勉強法や各科目への時間配分などを決めねばなりません。
センター試験模試を受けてみて、実際にどの程度の点数が取れるかで後の対応策を考え、そしてそれを実行したあとでまた模試を受け、勉強法や時間配分を調節する。
そのくり返しです。
目安としては、模試で毎回8 5%以上の点数を取ることが一つの目標です。
センター模試は、本物のセンター試験より難しくできていますから、そんなもんだと思って下さい。
これくらいの点数が取れれば、本番でもたぶん9 0%近くの点数が取れるでしょう。
その一方で60%未満なら、圧倒的に勉強量が足りません。
ですから目標は、センター模試で各科目85%以上の点数を確実に取る…ということです。
ただし予備校などのやっているオープンなセンター模試は、年に3回ずつくらいしかありませんから、模試は本当に力試しだけの意味になります。
自分の学力を逐次試すのには、少々回数が少なすぎるかも知れません。
毎月必ず、過去問を解いてみよう
大手予備校の模試は、実際に受験できるのは多くても4回が限度でしょうし、結果も一ヶ月くらい後にならないと届きません。
これではちょっと、方針を修正するには間隔が開きすぎです。
一方予備校に通っている方なら、おそらく毎月のようにマーク模試を受けられていると思います。
ボクが2 0数年前に通っていた大阪のYMCA予備校でも、毎月マーク模試+記述テストがありました。
最初の60分がマークシートの試験で、その後の6 0分が記述の試験…という感じだったと思います。
大手予備校は、年に3回くらい、全国統一模試などという名称でオープン模試をやっていますが、そうして校内だけの模試も毎月やっているのです。
こういう校内模試の場合は、毎月ありますし結果も速く出ます。
ですから、それによって勉強の配分を変えるのにも使えます。
毎月、模試を受けていれば、何ができて何ができていないかが、ハッキリしますし、そう言うデータもコンピュータ診断の形で出てきます。
結果が出れば、そこですぐに方針を修正して弱点克服のための戦術を考えるということもできます。
ボクは予備校の模試で、センターテストが前年より1 00点くらい上がりました。
毎月そうしてテストを受け、何が弱いかを知ると言うだけでも、それくらいの点数は上がるのです。
Plan - Do - Seeでまず大事なのは、常に現状の自分の実力を知ると言うことです。