受験勉強には、まず受験基礎学力が必要です!
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受験勉強は、次のように局面(フェイズ)分けすることができます。
* フェイズ0 (学校で、基本的なことを教わるフェイズ) * フェイズ1 受験に必要な『受験学力』の基礎を構築する * フェイズ2 センター試験で8割の点数をとる学力を構築する * フェイズ3 二次試験で必要な『二次試験学力』の基礎を構築する * フェイズ4 難関大学の二次試験合格のための学力を構築する * フェイズ5 センター試験直前の準備 * フェイズ6 二次試験直前の準備このフェイズ表自体は、私のオリジナルなんだけど、ちゃんとした受験指導しているところなら、どこでもこんな感じに分けて考えているんじゃないでしょうか。
難関大学を目指す多くの受験生に、広く受け入れられるものだと考えています。
ではミキちゃん、一つ一つ、解説していきますね。
「ふぁーい。
おねがひしま~す」まず最初は、フェイズ1です。
受験勉強の、一番最初のフェイズです。
このフェイズは何かというと、『受験勉強を始めるための勉強』のフェイズです。
「受験勉強を始めるための勉強?
受験勉強するのに、勉強が必要なの?
」 それが実は、必要なんです。
スポーツや武術で、基礎トレーニングというのをやりますよね。
たとえば基本トレーニングとか、基本功(きほんこう)なんて言います。
素振りとか、型とか、ああいうものだと思ってください。
「準備体操?
」準備体操ではありません。
れっきとしたトレーニングです。
段階の飛び越し
たとえば運動部に入ると、最初は延々、基本技の練習をしますよね。
球技だったらパスとか、ドリブルとか、シュートとか。
それからダッシュしたり、持久走したり、負荷トレーニングなどをしたりします。
武術などだと、型や基本の動きというのを、延々やります。
それから延々立っているだけ(タントウ功=杭のように立つ)とか、馬歩(まほ=馬に乗る姿勢)などをやります。
「ん~。
ウチもやらされたことある。
退屈なんだよね~、ああいうの。
ウチ、バスケ部だったんだけど、30分延々ドリブルだった。
しかも同じとこで中腰で。
あり得なくない?
」確かに退屈ですね。
でも基本トレーニングをちゃんとやっておかないと、先に進んで行き詰まります。
『段階の飛び越し』という現象です。
適当に勉強している人は、そこで「自分は頭が悪い」と思ってしまうようですが、要するに基本ができていないだけです。
頭が悪いんじゃなくて、やってないだけ。
たとえば、ミキちゃんがやったって言うドリブル練習は、きっとボールを楽に扱えるなるための練習でしょうね。
長時間ドリブルを続けるためには、ムダな力が入っているとできないでしょう。
手や腕だけでドリブルしていたんでは、何十分も続けられないでしょう。
ボールとからだが一体化して、身体全体でドリブルするようにしないと。
でも、そう言うことができるようになって初めて、試合や他の練習でボールを軽く自由に扱えるようになるわけですね。
だから試合でボールをポロポロこぼすような人は、ドリブル練習がちゃんとできていないんでしょう。
MBA選手のプレイをみると、ボールが身体に吸い付いているみたいですごいですが、ああいうふうになるために練習しないとね。
勉強だって、そういう基礎トレーニングが必要なんですよ。