受験勉強は、フェイズに分けて考えろ!
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勉強にも、基礎トレーニングが必要なんです。
たとえば英語で考えてみましょう。
ミキちゃんは、英語は得意ですか?
「ん~。
あんまし得意じゃない。
どっちかっていうと、苦手」教科書1ページ訳すのに、何回くらい辞書を使いますか?
「ん~、数えたことないけど、結構たくさん」辞書は、何のために使ってるんですか?
「単語の意味を調べたり~、熟語かどうかを調べたり~、品詞が何か調べたり~」それで納得いく和訳ができますか?
「学校のセンセーからは、よく、『もういいです』って言われる(^o^)」つまり、それが基礎受験学力がないっていう状態です。
学校の教科書レベルでも、1ページあたり、10回も20回も辞書を引かないとダメ。
和訳をしてみても、何の意味だかよくわからない。
おまけに、時間ばっかり食う。
こんなことをしていたら、受験勉強どころではありませんね。
「ふぁ~い。
コクりま~す。
ウチがそうで~す」実は私も学生だった頃、そうだったから、よくわかります。
私なんか教科書1ページ訳すのに、25回も辞書を引いていました。
たった1ページ訳すのに、1時間以上かかるのもザラ。
その上、今思うと、全くワケのわからない日本語訳を書いていました。
自分では、ちゃんとした日本語を書いていたつもりなんですけど...こういう受験生は恐らく、山のようにいるでしょう。
なぜそんなことになるのか。
詳しくはセンセーの出しているe-bookでも書いていますが、そう言う人はただ一言、受験勉強に必要な、基礎<受験>学力がないんですね。
試合にならない
そして基礎がないから、応用もないんです。
だから1から1語1語、辞書を引いて調べないと、英文和訳ができないんです。
しかも、基礎がないから、単語の意味を適当につなぎ合わせて、勝手に日本語訳を作るから、何を言っているのかよくわからない訳になってしまうんです。
ドリブル練習をしっかりやっていない人は、ゲームでもポロポロボールをこぼすでしょ?
そんでもって、いちいちボールを拾わなければいけない。
アレと同じです。
ドリブルという技が、身体の一部になっていないから、試合中にドリブルを身につけなければならないようなことになるわけです。
これでは試合になりません。
これと同じなんです。
受験用の問題集の英文を読むとき、1ページあたり辞書を3回以上引かなければ意味が取れないようだと、受験勉強どころじゃありません。
こういう人は、今まで適当に勉強をしていた人です。
基礎トレーニングに当たる勉強も、応用に当たる勉強も、ゴチャゴチャなんです。
中学までは、恐らくそれでも良かったのでしょう。
それでも間に合ったのでしょう。
もしかしたら、高校での勉強も、それで間に合っていたのかも知れません。
でも、大学受験となると、そう言うわけにはいきません。
英文を読む場合は、英文を読むための単語・語彙知識、読むための技術(文法・語法)、それから背景(論理)などを基礎練習として、しっかりやっていなければどうしようもありません。
これはバスケットボールで、ドリブル練習、パスの練習、シュートの練習、フォーメーション練習など、様々な種別のトレーニングをやらないと、試合にならないというのと同じです。