受験勉強はフェイズで分けろ。フェイズ勉強法記事一覧

受験は、局面によってやる事が違います。入試本番にやることと、入試半年前にやる事は、当然違いますよね。なので私はこれを6つのフェイズに分けて、どういう順番でやれば一番効率的になるか、考えました。それがフェイズ学習法と言うものです。フェイズ内容目的・達成目標フェイズ0学校などで基本的なことを教わるフェイズ知識の導入フェイズ1勉強に必要な『基礎学力』を構築するフェイズ受験勉強のための準備フェイズ2センタ...

語彙力は、300と600でとりあえず間に合うでしょう。これだけ覚えておけば、長文読解でも勉強に殆ど支障は来しません。でも、語彙力だけあっても英文は読めません。だから英文の読み方も、学ばなければなりません。そのために今、一番お薦めなのは『大矢英語の読み方講義の実況中継』(語学春秋社)です。この本は、初版が出てからまだ数年ほどしかたっておらず、巷の評価もさほど高くない本ですが、ハッキリ言って英語が苦手...

フェイズという考え方は、期間で区切るものではなく、状態で区切るものです。たとえば、泳ぎを教えることを考えましょう。実際にスイミングクラブでどのようなフェイズ分けをしているかはわかりませんが、水泳関係のサイトを参考にすると、おおよその段階はこんな感じです★泳げるようになるためのフェイズ★1. 水に慣れることから始め、水泳の基礎( 姿勢・キック)を練習します。2. クロールの基礎から「息継ぎ」までをゆ...

フェイズ2での英語と数学の勉強は、問題集を中心にやります。フェイズ2では、他の科目の記憶作業がたくさんありますから、英語や数学も何かを新たに記憶するというのでは、記憶の干渉が起こってしまいます。ですから、これまでに覚えた知識を使うことを中心にやるべきです。言ってみれば、書庫に揃えた本やツールを取り出して使う訓練です。たとえば英語に関しての、大まかな流れはこういうイメージです。英語の試験は、リーディ...

塾や予備校の講師が、受験生より頭が良いかと言えば、そうでもありません。東大志望者を、中堅国立大卒の講師が教えていたりします。彼らが入試問題を解けるのは、毎年同じような問題を解いて経験を積んでいるからです。決して彼らが天才だからなく、問題を解いた回数が多いからです。そして問題を解く手順を、しっかり覚えているからです。一例を挙げてみましょう。たとえばベクトルの問題でまずやらねばならないことは、何でしょ...

受験勉強は、使えないといけません。試験会場で初見の問題を解き、合格点を取らないといけません。これが分かっていない受験生が、多すぎます。少し話は逸れますが、「ジークンドー」という武術があります。ブルース・リーという香港の映画スターが、作り上げた武術です。ブルース・リーと言っても、今時の受験生にはピンとこないかも知れません。というのも「燃えよドラゴン」という映画がヒットしたのは、ボクが中学生の頃ですか...

ジークンドーは、相手と対峙したときに、何をすべきか教えてくれます。最初にこういう事をやって(第一選択)、次にこういう事をやって(第二選択)と言う手順がハッキリしています。こういう風にできている武術は、実は滅多に無いんです。というのも、こういうテクニックというのは、元来個人的なものか、秘伝に属するもので、普通は簡単に他人に教えないものだからです。武術というのは、一つ間違えば自分の命を失うものですから...

フェイズ2のセンター学力構築フェイズとは、その名の通り、センター試験で高得点を取るための勉強をするフェイズでした。ここでは、センター試験の過去問や実戦問題集を使って、現時点での実力を見極めます。そして弱点科目は、はやいウチから繰り返して勉強します。ここで逆戻りしない程度の学力をつけておけば、センター直前まではその復習という形で勉強していくことができます。目標としては、センター過去問か実践問題を初見...

9月になると、受験勉強もそろそろ次のフェイズに移らねばなりません。そのためにも早くフェイズ2の達成目標を達成して下さい。フェイズ2の達成目標は、「センター試験の過去問で各科目、確実に6~7割以上の点数を取る」と言う事です。受験予定の科目全部これができていれば、次に進んでもいいでしょう。何度も書きますが、私は受験までの期間を、6つのフェイズ(phase:局面)に分けて考えています。「フェイズ1」は、...

入試まで後数ヶ月になってくると、英単語などの語彙が不足してきます。それと同時に、時間も足りないと感じ出すでしょう。しかし、復習は記憶を確固たるモノにするために必要ですから、時間を削るわけにも行きません。なので、パソコンで倍速録音して、それを聴いて復習するという方法が有効です。いわゆる「速聴」というやつですね。速聴というのは、音声を2~4倍速くらいで聞く方法で、これを繰り返しやっていると、脳が活性化...